2014年6月26日木曜日

荒浜に行ってみた

父が近所の方から「荒浜は変わった。立派な堤防もできたらしい。」と聞き自転車で出かけたいと話していた。91歳になる年齢のことがあり、疲れるのではないか心配で、車に乗せて見に行った。
 まず子どもの頃よく自転車で行ったように、大畑浜から海に向かった。鳥の海沿いの道は去年と同じように途中から通行止めだ。しかし、応急のロックフィル堤防から立派なコンクリートの堤防が遠くに見えた。道を引き返し、長瀞浜から入ろうと思った。しかし、ここも排水機場の手前で写真のように通行止めだ。再び道を戻り、浜街道から荒浜街道、亘理温泉まで行き、少し戻って蛭島の手前まで行ってみた。蛭島は樹木は一つもなく何やら護岸工事がされていたが、やはりその先には進めない。震災前は家からまっすぐ鳥の海沿いに荒浜まですぐだったのに、今はぐるっと遠回りしないとたどり着けない。これでは父が自転車で来ても殆ど進めなかったかもしれない。
 亘理町の中で一番被害が大きかった荒浜は、この2学期から再開する荒浜中学校の校舎や災害公営住宅の建築が進んでいるが、いまだに更地のままの所が多い。わが家も含め、壊れた家は新しく建てられ、津波の痕跡が僅かになった開墾場とは大きな違いを実感した。

2014年6月6日金曜日

板塀が出来上がった

ここには大谷石の石塀があったが、津波で破壊されコンクリートの基礎だけが残されていた。元のような背の高い塀は不要だが、やはり外の道路と隔てるものは欲しい。そこで、板塀を作った。いつも利用しているダイショップから園芸杭を買い、大きなカケヤで地面に打ち込んだ。そこに、我が家の杉板に防腐剤を塗ったものをコーススレッドで固定した。強風で倒れても困るので、板は隙間をあけて並べ、隣と20センチばかり間隔を取っている。今は少々殺風景だが、地面から伸び出しているノウゼンカツラやその他の低木、草花が彩りを見せてくれるに違いない。

2014年6月2日月曜日

穏やかな夕景だ

春先の強風の時期を過ぎ、穏やかな日々が増えてきた。私の分担の夕食後の片付けの後、生ごみを始末しようと勝手口を開けると、西の阿武隈山地に沈む夕陽が目に眩しかった。いつもはシャッターチャンスと思って、2階からカメラを持ち出し外に出ると、日輪は沈んだ後といった有様だ。今日は間に合った。少しずつ山に沈む1刻1刻を撮ることができた。